鳩山首相、投了

 ⇒“現行案の修正で最終調整” NHKニュース

鳩山総理大臣は、就任後、初めて沖縄県を訪問し、午前11時すぎから沖縄県庁で20分余りにわたって仲井真知事と会談しました。会談の冒頭、仲井真知事は「普天間基地の危険性を一日も早く除去してほしい。さきに開かれた県民大会の状況からも県外移設の実現に期待する声が高まっている。沖縄県の過重な基地負担を軽減することは県民の強い願いだ。在日アメリカ軍の整理・縮小は、実現可能なものから一つ一つ取り組んでほしい」と述べました。これに対し、鳩山総理大臣は「こういう時期に沖縄を訪問するのは無謀だという指摘もあったが、このような時期だからこそ、沖縄県民の声を直接間接に聞きたいという一心で来た」と述べました。そのうえで、鳩山総理大臣は「国外への移設を検討したこともあったが、日米同盟や近隣諸国との関係を考えたときに抑止力の観点から、現実的には不可能だと考えた。県外移設に向け、さまざまな努力をしてきているが、すべて県外へということは現実問題として難しいということに直面している。パッケージの中で、沖縄に負担をお願いしなければならない」と述べ、沖縄県の中に基地機能の一部を移設する考えを示し、理解と協力を求めました。続いて、鳩山総理大臣は、沖縄県議会の高嶺善伸議長らと会談しました。この中で、鳩山総理大臣は「沖縄の皆さんにも鹿児島県徳之島の皆さんにも、普天間基地の移設問題に関して、率直にご負担、ご協力を願えないかという思いだ」と述べました。そして、鳩山総理大臣は、現行案の修正について「環境に最も配慮するべきで、一般論ではあるが、埋め立ては極力抑えるべきだという考えが政府内でも出てきているし、アメリカとも追求していきたい」と述べ、鹿児島県徳之島に基地機能の一部を移転するとともに、現行案を修正し、キャンプシュワブ沖の浅瀬にくいを打ち込んで滑走路を造る案などを軸に最終調整を進めていることを明らかにしました。

 まあ、選挙前の予想通り。
 2009.07.29⇒民主党の沖縄問題の取り組みは自民党同様の失敗に終わるだろう: 極東ブログ
 経緯⇒昨年五月の鳩山さん曰く「(普天間の)県外移設を目指すという考えを変えるつもりはない。政権を取る前と取った後で党の重要な考えを変えるべきではない」 - finalventの日記