まあ、これはメモしときますか、普天間問題

 ⇒普天間の現行計画容認を一時明言 首相、米大使に - 47NEWS(よんななニュース)

普天間の現行計画容認を一時明言 首相、米大使に
 米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、鳩山由紀夫首相が昨年12月にルース駐日米大使と会談した際、日米で合意したキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)への現行計画を容認していたことが分かった。複数の日米外交筋が11日、明らかにした。
 だが1月の名護市長選での反対派当選で情勢は一変。政府、与党は現行計画以外の検討にかじを切り、調整は大詰めを迎えている。首相の「口約束」が不信感を強め、現行計画の履行を求める米側と日本の溝が拡大する背景になった。
 「しかるべき時期になれば、日米合意に戻したい。任せてほしい」。12月15日午後7時半すぎ、官邸5階の執務室。首相は、急きょ訪れたルース大使に言い切った。この日は鳩山政権の迷走を象徴する1日だった。
 政府は朝、普天間問題の結論を10年に先送りし、現行計画を排除せず移設候補地を検討する方針を決定したが、これを受けて動いた大使は、関係閣僚の見解の大きな隔たりに大使は驚き、首相との会談を要望した。
2010/03/12 02:02 【共同通信

 ⇒asahi.com(朝日新聞社):首相動静―12月15日 - 政治

 【午後】1時、官邸。34分、岡田外相、外務省の薮中事務次官、佐々江外務審議官、斎木アジア大洋州局長。2時6分、岡田、佐々江、斎木の各氏残る。18分、オーストラリアのラッド首相と首脳会談。56分、「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会」報告書提示セレモニー。3時19分、民主党田中慶秋衆院議員。4時10分、岡田外相、直嶋経産相、野田財務副大臣、大谷環境政務官ら。57分、前原国交相。5時55分、カンボジアのテロ対策特別部隊国家司令部のフン・マネット司令官兼特別局長。西村外務政務官同席。6時40分、岡田外相。7時34分、米国のルース駐日大使。岡田外相同席。49分、岡田氏残る。8時17分、公邸。

 ⇒首相「発言の事実ない」 普天間の現行計画容認で - 47NEWS(よんななニュース)

首相「発言の事実ない」 普天間の現行計画容認で
 鳩山由紀夫首相は12日、米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり昨年12月にルース駐日米大使に現行計画を一時容認する意向を伝えていたことに関し「そんなことを発言した事実は全くない」と否定した。ルース氏とのやりとりについては「会談の内容を私が言うべきではない」と述べるにとどめた。官邸で記者団の質問に答えた。
 これに関し岡田克也外相は記者会見で「(報道で)伝えられるような首相の発言は承知していない」と説明。「わたしは5月末までにゼロベースで普天間基地の代替地を見つけると大使に主張した。日米合意に戻す話になるはずがない」と強調した。
 平野博文官房長官も会見で「『(報道は)何をばかな』という感覚だ。首相がそんなことを言うはずがない」と否定。「容認ということなら、沖縄基地問題検討委員会をつくり代替地を決める(方法を取る)はずがない」と述べた。

 ⇒普天間「地元理解が先決」、米が政府に伝える : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 沖縄県の米軍普天間飛行場宜野湾市)の移設問題で、米政府が日本政府に対し、「新たな移設先を提案するなら、地元の理解を取り付けるのが先決だ」と伝えていたことが12日わかった。
 政府は同県名護市に広がる米軍キャンプ・シュワブ陸上部案を有力案としているが、県外・国外移設を求める沖縄側の反発は強まっている。陸上部案を正式な政府案として対米交渉に入るには、まず沖縄側との調整が必要になりそうだ。
 米国の立場は、今月2日のルース米駐日大使と平野官房長官、北沢防衛相との会談で伝えられた。日本政府内に「新たな移設案で米国の合意を取り付ければ、地元は最後に説得できる」との見方も出ているなか、米国がクギをさした形だ。
 これに関連し、北沢防衛相は11日の衆院安全保障委員会で「まず、地元が100%ではないにしても理解してもらわないといけない」と述べている。
(2010年3月13日09時27分 読売新聞)

 流れから推測するに、鳩ポさんは、ルース大使がそう理解するようなことを口走ったのだろうと思う。このとき、たしかルース大使は激怒していて、それに口裏合わせるみたいな曖昧な鳩ポさんにありがちな言動だろう。まあ、この人はそういう人だし、どうせ天地神明に誓ってそういう意図ではないということなんでしょう。
 問題は、むしろ、岡田さん。彼は、鳩ポさんみたいな曖昧な人ではない。なので、岡田-ルース間で現行計画容認密約があったか?
 その後の岡田さんの奮闘を見ていると、まあ、それはなさそうな感じもする。が、ちょっと微妙なところは残る。
 というのはこれ⇒普天間「移設先なければ継続使用も」…外相 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 岡田外相は1日、東京・内幸町の日本記者クラブで記者会見し、沖縄の米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の移設先について、「望ましいことではないが、他になければ、普天間飛行場が今のままということもあり得る」と述べ、移設先が見つからない場合、米軍が現在の普天間飛行場を継続使用する可能性に言及した。
 鳩山首相は先月28日、普天間飛行場について「今まで通り使うなどという話はない」と継続使用を否定しており、首相と外相の間で認識の違いが表面化した格好だ。今後、連立を組む社民党国民新党などの反発が予想される。
(2010年2月1日19時51分 読売新聞)

 前原さんも⇒普天間基地存続を示唆 前原、平野両氏 - MSN産経ニュース

 前原誠司沖縄担当相は11日午前の参院予算委員会で、米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題に関し、「仮に(同飛行場の)跡地利用の問題が起きたときにはしっかり取り組みたい」と述べた。普天間飛行場の存続を意味するともとれる「仮に」という発言に対し、質問した自民党の島尻安伊子氏が撤回を求めた。
 しかし、前原氏は「今、平野博文官房長官の下で代替地が議論されており、その結論を待ちたい」と語り、撤回を拒否した。平野氏も「普天間飛行場の危険除去とは(飛行場が)なくなるという認識か」との質問に対し、「究極の姿としては、その通りだ」と述べ、移設先の選定が難航した場合、同飛行場が存続する可能性を示唆した。

 民主党内でも⇒【普天間移設】普天間返還後も国が管理 有事の際に米軍利用可能に (1/2ページ) - MSN産経ニュース

 沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾=ぎのわん=市)の移設問題で、普天間飛行場が米側から返還された後も防衛省自衛隊が管理する案が政府内で検討されていることが5日、明らかになった。台湾海峡朝鮮半島で有事が発生した際には米軍の緊急時使用を認めることで、抑止力の維持を図る狙いがある。ただ、平成8年の普天間返還に関する日米合意以来の協議を根底から覆すことにつながりかねず、地元などから反発がでることも予想される。
 複数の政府関係者によると、普天間飛行場について平成26年を目標にする代替施設完成後も閉鎖せずに、防衛省自衛隊の管理下に置くことで滑走路を使用可能にしておく方策が検討されている。

 基本的には官僚側はそういうシナリオだったのではないか。