朝日新聞社説 イラン核疑惑―事態打開への日本の役割 : asahi.com(朝日新聞社)
イランには、議長の訪日を通じて日本と欧米諸国を分断しようとする意図があったのかもしれない。しかし、協議による問題解決が大事、との議長の発言を聞き流してもなるまい。国際社会の要請にこたえるよう、イランを説得する努力を倍加させたい。
交渉による解決を探るために欠かせないのは、国交のない米国とイランの対話の促進である。
それなりに背景がわかっているから論旨が崩れてしまう。「イランを説得する努力を倍加させたい」のは、イランの術中にあるかのような振る舞いをしている日本政府の問題で、これは米国とは関係ない。
米国はこの問題をある程度ゆったりみている。イランの核化はすでに疑惑のレベルを超えているが技術は頓挫している。また内政は混乱している。静観しつつ、イスラエルやアラブ諸国の恐怖をなだめるほうがよい。
で、問題はまたも中国なのだ。イランの国際的な連携を阻んでいるのが中国だからだ。そしてそのことに言及できない朝日新聞が問題なのだが、それをわかってないわけもなく、こうした社説しか書けないという現状がある。これでシーレーンが中国に握られたら、事実上、国際的には中国の属国化するだろう。日本のウクライナ化である。