朝日社説 新幹線停電―安全のボルト締め直せ : asahi.com(朝日新聞社)

先週末、東京―新大阪間の新幹線が停電で3時間半も止まり、車中や駅で、多くの人がイライラを募らせた。世界に誇る精緻(せいち)なシステムを止めた原因は4個のボルト。実は背筋が寒くなるような事態だった。

 そうか? 単純なエラーを回避できないのは問題だと思ったけど、ボルトがなくてもけっこう壮行していたので、へぇと思った。つまり、そこにそれほどクリティカルパスはないんじゃないか、と。

 大事故につながらなかったのは運がよかったからにすぎない。

 大事故になったら運が悪かったとも言えるけど。

JR東海は今回の件を警鐘と重く受け止め、整備態勢を総点検すべきだ。背景に構造的な要因はないかという分析も必要だ。

 まあ、背景分析も必要だけど、それを原因にすり替えて社会ヒステリーするのはやめるが吉。
 前回も書いたけど、原因がわかってバッシング論を書くのはたやすい。そのことのたやすさが社会的な潜在危機への対処の気のゆるみ。