朝日社説 スリランカ―紛争後への新たな懸念 : asahi.com(朝日新聞社)
さらに近年、ミャンマー(ビルマ)の軍政指導者タン・シュエ氏やイランのアフマディネジャド大統領がこの国を訪問している。人権や核を巡って国際社会で孤立を深める国々との関係強化は何を意図してのことなのか。
中国は、インド洋に面する南部での大型港湾の建設をはじめとする援助を拡大しており、米議会から懸念の声があがっている。
この国の行く末は、多くのタミル人が住む隣国インドの安定に直接影響する。スリランカの対外政策は、インド洋での米中印の存在感をめぐる地政学にも微妙な影響を与えるだろう。
日本政府はこうした要因も念頭に置いて、支援を続けてもらいたい。
朝日新聞がここまで指摘できたら上等。
FTだともっと具体的な問題点に絞り込んでいる。
FT⇒Sri Lanka’s uncertain election
The presence of troops on the street in Colombo is not a good start. Mr Rajapaksa’s victory could degenerate into nasty authoritarianism. If it does, Sri Lanka’s peace will have been wasted.
率直に言うと、懸念される状況で、朝日新聞の、レトリックだろうが、言うほど日本が寄与できる分は少なく、先行きは懸念される。
2004年⇒スリランカ状勢: 極東ブログ
2009年⇒スリランカ内戦終結、雑感: 極東ブログ
2009年⇒オーストラリアへのタミル人難民の問題: 極東ブログ