「経済ニュースの裏を読め!(三橋貴明)、読んだよ

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経済ニュースの裏を読め!: 三橋 貴明
 私は三橋貴明という人を全然知らないのだけど、ブログのほうで勧められたので、気になっていたので、このあたりでいんじゃないかなと、読んでみた。どれを読むか悩んだ。他は奇矯なコンセプトの本が多いので。
 で、この本だけど、けっこう普通の本でした。で、普通でつまらないかというと、構成がちょっとしっかりしてない部分や、「信用創造」とか解説がないのでそれほどわかりやすい本でもないかなとは思ったけど、図表が多く、また議論もそれなりに穏当のわりに、ほぉという展開があって面白かった。というか、この本は普通にお薦め。他は知らないけど。
 経済関係の話は、どうしても危機だと不安だの煽りだのが多いわりに、ごくごく基本がすこんと抜けていたり
 いわゆるリフレ派の人かと思ったけど、経済学的なベースは、バランスシート不況論で、リチャード・クーに近いかなと思った(必ずしも、クー理論でもないが)。
 ⇒[書評]「陰」と「陽」の経済学―我々はどのような不況と戦ってきたのか(リチャード・クー): 極東ブログ