今日の大手紙社説

 なんだろ各紙へんてこな社説が多かった。
 現下の問題はこれじゃないの。
 これと⇒05年にも4億円不記載=同時期にゼネコン「裏献金」−関連を捜査・東京地検(時事通信) - goo ニュース

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体陸山会」の土地購入問題で、土地を買った翌年の2005年春にも、政治資金収支報告書に記載のない4億円が同会の口座に入金されていたことが9日、関係者の話で分かった。同じ時期には、中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県桑名市)元幹部が、小沢氏側に2度目の5000万円の裏献金をしたと供述している。
 東京地検特捜部は、4億円が陸山会への寄付かどうかが不明なため、政治資金規正法違反罪での立件は困難とみているが、「裏献金」供述と入金との関連について捜査を続けているもようだ。

 というわけで、小沢ハウス系の筋は政治資金規正法違反罪の立件は失敗。まあ、これは2007年も失敗している。
 これ⇒asahi.com(朝日新聞社):胆沢ダム受注で裏金か 小沢氏側の土地取引との関連捜査 - 社会

小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体陸山会」による土地取引問題で、「胆沢(いさわ)ダム」(岩手県奥州市)の受注に絡みゼネコン側が裏金を作っていた疑いが浮上し、東京地検特捜部が、土地の購入原資と関連性がないか集中捜査していることがわかった。購入と近い時期などに裏金の計1億円を小沢氏側に渡したとの供述も出ており、その解明が焦点となっている。

 その必死がちゃんとリザルトになるか。

また、その仕切り役が大手ゼネコン・鹿島の東北支店元幹部だったことや、談合の際に元幹部から「小沢事務所の意向が反映されている」と説明を受けたとも供述していた。

 本丸は鹿島。
 この話なんだが⇒小沢氏団体不透明会計:小沢氏支出の土地代4億円「先生に返済」 東京地検がメモ押収 - 毎日jp(毎日新聞)

「先生に4億円を返す」と記された手書きメモは昨年3月、西松建設の違法献金事件で特捜部が東京・赤坂の陸山会事務所を家宅捜索した際に押収したもので、07年の返却時に書かれたという。また特捜部は、陸山会の口座の通帳に04年の約4億円の入金記録と対応する形で「先生」と書かれていたことを確認。入金時に小沢氏の資金と分かるよう記していた可能性が高い。

 話をトラックバックすると、西松疑惑で大久保被告をしょっぴいたのは、この手の資料が抹消される前になんとか入手しておきたかったということなのだろう。
 ⇒西松違法献金 石川議員ら証拠隠滅か 強制捜査前後に資料搬出  (1/2ページ) - MSN産経ニュース

西松建設から民主党小沢一郎幹事長側への違法献金事件に絡み、東京地検特捜部が昨年3月に強制捜査に着手した際、民主党石川知裕衆院議員(36)らが、小沢氏の資金管理団体陸山会」や石川氏の事務所にあった大量の書類を別の場所に運び出していたことが5日、関係者への取材で分かった。ゼネコンからの陳情書類など事件関係のものがあったという。石川氏側はこうした事実を全面否定しているが、特捜部は書類の内容や運び出しの時期から、証拠隠滅を図った可能性もあるとみているもようだ。

 そのあたりどこまで復元できるか。
 大久保被告逮捕のあれは、単体で見ると強引すぎる話で、こんなことをしちゃいけないのだが、最終的にこれで検察の大きな絵ができあがったら、それはそれでうなるものはある。
 乾坤一擲、東京地検特捜部の存亡をかけた戦いでもあるのだろう。
 どっちが勝つかといえば検察が勝つのではないかと思う。ただ、はっきりそうだという筋までは見えないし、詰めがまだ甘いという状況なのだろう。自分の感覚としては、ああ、もう終わったなという感じはある。
 その間、民主党が空中分解するかだが、それはそれでまた別の筋の話ではある。