様々な御意見

 NATROM先生⇒良心的なホメオパシー - NATROMの日記

漢方薬は有効成分を含み理論的にも効果がある可能性は十分あるし、実際、一部にはきちんとしたエビデンスがあり、さらには強い副作用が生じることもあるという点でホメオパシーと異なる。

 
 増田さん⇒漢方薬に保険が効くようになった経緯

わたしの見方
漢方薬はそれぞれの効果が不透明なまま、無審査で政治的に保険が適用された。
・今回の保険適用外に反対する漢方製薬メーカー、漢方医は個々の漢方薬の効果について二重盲検法でデータを提出すべき。
・プラシーボの排除。プラシーボに保険はかけられない。
・逆にエフェドリンの入った葛根湯のように劇薬なものもある。
・データを見て有効なものだけ保険適用にする。(ゼロベースでの見直し)
データに基づかず、署名運動など政治的な圧力での保険続行は禍根を残す。

 内科開業医先生⇒内科開業医のお勉強日記 : 漢方の一律健康保険適応はおかしい・・・という意見まで抹殺される風潮

 漢方は副作用が少なく安全であるという妄想を利用し、”ツムラ漢方”のようなパッケージ商品による大量生産・大量消費が本来の漢方と主張し続けている漢方業者と、それに結託する漢方処方医師たち。
 良質なエビデンスが確立してない医薬品を公的保険からカットするのは当然であり、それに対して反論があるなら、科学的エビデンスで反論すべきだろう。

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すすんでダマされる人たち ネットに潜むカウンターナレッジの危険な罠: ダミアン・トンプソン, 矢沢 聖子

中国医学:伝統中国医学(TCM)の薬草療法はマッサージや鍼が、西洋医学を補完してくれるという考え方は次第に広く受け入れられつつある。だが、それを裏づける研究データはない。最新の大規模なTCMの無作為化臨床試験は、1990年に『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル』に発表されたものだが、約3000件の試験のうち、盲検法によって検証されたものは15%にすぎず、サンプルサイズは小さく、効果が数字で示されている場合はほとんどなかったうえ、「大半の試験でテストされた治療法が有効だとされており、公表バイアスが一般的だったことを示唆している」。2007年までに中国製の医薬品で世界保健機関(WHO)の予算承認が得られたのは、抗マラリア生薬アルテミシニンだけだ。

 TCM=漢方 ⇒“漢方”の検索結果(22 件):英辞郎 on the Web:スペースアルク

漢方
traditional Chinese medicine〔【略】TCM〕