日経春秋 春秋(11/27)

事業仕分けが万能なわけではないが、こんどの騒動はアカデミズムの砦(とりで)からあれこれを引っ張り出し、世の風にさらしただけでも意味はあった。すわ一大事、と先生たちが出てきて論争が始まったのも仕分けの効果だろう。さて政権はどうまとまりをつけるか。目を凝らして、苦手な科学を少し勉強するとしよう。

 皮肉に聞こえるかもしれないけど、科学が苦手なら「少し勉強する」のはよいかもしれない。といいつつどのあたりからかな。ダンコーガイさんなら100冊ノミネートしちゃうだろうな。

cover
精神と物質―分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか (文春文庫): 立花 隆, 利根川 進
 このころの立花さんのはまだ読めるし、この本の利根川さんからは欧米の科学研究のありかたとかわかって面白いと思うが。