毎日社説 社説:APEC20年 問われる進化への覚悟 - 毎日jp(毎日新聞)

 今年は、「米国は太平洋国家」と宣言したオバマ大統領の出席により、APECへの米国の関与が再び鮮明になった。国内の失業率が10%を超える中、成長市場であるアジアへの輸出増を通じて雇用を確保する、というのが米国の狙いである。輸出を強化したい米国にとって、長期的なドル安は追い風だ。しかし、ドルの低落はすでにアジアの輸出国にとって頭痛の種になっている。
 首脳宣言は通貨問題に直接言及しなかったが、今後、ドルや人民元の相場が重要な議題になるのは避けられまい。来年までに成長戦略を描くというが、政策協調に踏み込む覚悟が試される局面も出てこよう。

 あれはオバマ大統領の勘違いではないかな。