NHKスペシャル 証言ドキュメント 永田町・権力の興亡、見たよ

 大河ドラマ小沢一郎物語だったので、小沢シンパの私は泣けましたよ、というのはなくて、むしろ白けた。
 ⇒NHKスペシャル|証言ドキュメント 永田町・権力の興亡 第1回 1993〜1995 “政権交代” 誕生と崩壊の舞台裏
 ⇒NHKスペシャル|証言ドキュメント 永田町・権力の興亡 第2回 1996〜2000 漂流5年 “数”をめぐる攻防
 ⇒NHKスペシャル|証言ドキュメント 永田町・権力の興亡 第3回 2001〜2009 小泉 そして 小沢 “民意”をめぐる攻防
 小沢史観ということかな。たしかに、自民党復権はもうないから、これで小沢の勝利というエンディングでもよいし、多少そのあたりでよいのかというバランスは第三回のケツのディスカッションにはあった。
 それでも細川内閣が八か月で潰れたのに、この時期、まだ2か月たらずの小沢党マンセー番組をこてこてに作っちゃう気が知れない。白けたのはそこ。
 しかも、斎藤次郎の話とかは抜けていたし。
 あるいは、いかに小泉政治を封殺するかという新しい神話の作成だった。
 とはいえ、この時代を見てきた私にしてみると、野中だの亀井だの(まだいるんだよ亀井がね)、まあ、面白い政治でしたよ。これらの雁首と、老いていく姿は面白くもあった。橋本さんは死じゃったなぁと思った。意外と、橋本は大きな政治家だったかなとも思った。
 ついでに。
 ⇒渡部恒三・元衆院副議長、名護移設案を支持 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 渡部氏は、米海兵隊普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の移設問題で鳩山内閣の方針が定まらないことについて、「外交と安全保障は国と国の約束だ。『内閣が変わったから、昨日までの政府が約束したことは全くかかわりない』では、信頼関係が無くなる」と指摘し、当初の日米合意通り、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)に移設すべきだとの考えを強調した。
 細野氏は、衆院選政権公約マニフェスト)について、「『年内にここまでいき、(来年)1月にはこうなる』という短期的なロードマップ(工程表)を示す必要が出てきた。次の参院選は、(民主党は)このままでは危ない」と述べた。

 こんな政権を本当に民主党支持者は望んでいたんだろうか。