今日の大手紙社説

 まとまった話題はない。普天間問題は昨日に出したからというのはあるだろうが、この問題は沖縄問題ではなく、日本とアジアの安全保障の問題なのだが、たぶん、執筆子たちは感覚としてわかってないか、ためらっているのだろう。
 先日の中国の建国60年祭で天安門に戦車やミサイルが列挙された。私はああいう、国家の軍備を陳列するのが大嫌いなのでできるだけ見なかったのだが、それでも目に入った。あれが日本の隣国である。東京からすれば、那覇より近いところで陳列が進む。その市民たちはあの武具を国家の誇りとして賛美する。それが軍国主義だとか、軍国主義はいかんとはいわない。軍国主義というのは軍の規律と国家方針を持つことでだからだ。それでも、市民が軍を賛美している国家の気持ち悪さはない。天安門であの戦車で市民虐殺があったと言われる。いや天安門ではなかったという人もいる。天安門の内外はわからないがおそらく千人は国家の軍によって殺害されただろう。