産経社説 【主張】日航再建計画 スピード感持って策定を - MSN産経ニュース

 現状についてはよくまとまっているというか、このレベルが他紙から出ないのはどういうことなんだろう。

 「機構」の活用は、公的資金の投入を含めて政府が再建の前面に立って関与することを意味する。再建には他に4800億円の新規資金も必要だとされるが、銀行団の債権放棄負担が軽減されれば、追加支援についても理解が得やすいとの判断がありそうだ。

 事実上の銀行補填かな。

 ただ「機構」を活用するにしても先行きは厳しい。銀行はじめ債権者の間には、過去に何度も公的支援を受けながら再建を果たせなかった日航への不信は根強い。裁判所が絡む法的整理とは異なるだけに、公的資金の投入にあたっては国民に十分な説明を行うなど透明性確保が不可欠となる。
 素案で明らかにされた、人員整理枠の6800人から9千人への増員、企業年金の支給半減などには、日航の労組やOBの反発は必至だ。しかし自らも血を流す覚悟がなければ、再建には国民の理解は得られない。もちろん、エアラインとして安全性確保が最優先であることは当然だ。

 ざっくり言うと、国民の理解は得られないと思う。