嘉手納統合案の行く末

 ⇒嘉手納統合案、「話にならない」と米が拒否 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 ワシントンで5日に行われた日米の外務・防衛担当の局長級協議で、日本側が米海兵隊普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の移設について、キャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)ではなく、同県の米軍嘉手納飛行場に統合する案を打診していたことが13日、明らかになった。
 米側は「話にならない」とその場で拒否したという。
 複数の関係者によると、日本側の案は嘉手納飛行場の米空軍戦闘機数を削減し、代わりに普天間飛行場からヘリ基地機能を移すという内容。2006年の日米合意に盛り込まれた沖縄の米海兵隊員8000人のグアム移転や、嘉手納以南の米軍施設の返還はそのまま維持するとした。
(2009年10月14日06時44分 読売新聞)

 ⇒嘉手納統合案を否定 普天間移設問題で防衛相 - MSN産経ニュース

 沖縄県を訪問中の北沢俊美防衛相は26日、那覇市内で記者会見し、米軍普天間飛行場宜野湾市)の移設計画見直しについて、週明けに鳩山由紀夫首相、岡田克也外相と会談することを明らかにした。見直し案の取りまとめ時期は、早ければ10月中旬の米国防長官来日前に政府の見解をまとめたい意向を示した。
 北沢氏は普天間飛行場移設先となるキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)について「なぜあの地区に決まったのか、V字形滑走路建設で合意したのか経緯が分からない。明らかになっていない部分を検証し、違う道があるのかを探りたい」と指摘した。県外や国外への移設は「関連事業が進んでいる中で新しい道を模索するのは厳しい状況だ」との認識を重ねて示した。
 県内の米軍嘉手納基地への統合案は「嘉手納町にこれ以上負担を強いることは難しい」と否定した。