晴れ

 風邪もひいてないと思うが、どうにも心にオリのようなものが溜まって、体に出ようとしているようないやな感じがする。病気というものは必ずしも心や運命のメタファーというものではないが、それでも心から存在を覆う奇妙なものがあると人は感じるようにはできているのだろう。昨晩は、まあ寝た。夢は忘れた。朝のつばさが、まあ、感動ものというか、あのハギングは洗脳セミナー系だなとも思った。戦中産まれの親が団塊世代の子を許し、また子が親許すというのは、日本にとって大きな無意識的な課題だし、その世代がかたんと進んだ団塊チルドレン的なつばさの世代にもそうなのだろうが、あれはまあ、あれでむちゃくちゃものだろうなと思う。つくづく自分がすっぱりと白け世代にいるとは思う。いや感動はするのだけどね。大きな歴史の動きというものが傷付けた人々の心というのは、個の人の人生の大きな課題とはなるがうまく克服しがたい、運命のようなものを形成する。家族や人とのつながりがその解というのは予定調和的でもあり、まだドラマ性はあるのだろうが、たぶん、解ではないのだろうなと、私は私でポカンと思う。