晴れ・ログイン

 秋の空気という感じだ。が、蝉の声はまだかまびすしい。昨日、少し足を伸ばしたところの公園でぼうっとベンチに座っていると物陰に猫がいてこちらを見ている。餌が欲しいということなのか手持ちの食い物を小片を投げてみるとやってくる。毛並みがよい。飼い猫だろうかと、木々のむこうに大きなマンションが見える。猫は私のほうを見て、すり寄ってくる。敵意もなさそうだ。ぼんやり視線を交わして、さてどうしたものかと田舎の医者の待合室にいるような気分になる。猫が振り向くともう一匹、さらにもう一匹いる。と一匹が小道に向かって駆け出し、二匹が続く。自転車に乗ったいかにも猫オバサンがやってきて止まると、猫が三匹並ぶ。そういうことかと見ていると、オバサンは荷物をもって物陰に消えた。猫もついていった。昨晩は軽くヨガ。眠れないかと思ったが、そうでもなし。夢は覚えていない。