雨だなと思う。エアコンディションをしなかったせいか寝苦しかった。夢は覚えていない。睡眠のレベルがかなり浅く、ばてるだろうな。朝ドラのつばさがクライマックス。ドラマはドラマだし、人はドラマというか物語を求めるものだし、人生のある感覚はそうした表現を必要とするものだが、うまく割り切れないものはある。恋愛よりも青年の蹉跌に胸痛むものがある。若い日のすべての希望ががらがらと崩れ去っても人は生きて行かなくてならないし(率直に言えば私はそう思うという意味で)、生きていくなかで自分に嘘をつかなくてはならず、悲惨に自己欺瞞・自己弁明を重ねる。運命を呪う。が、それもまた自分の存在の矮小さでしかない。ドラマ的なもの裏面の自己欺瞞をさらに克服していくしか生きるすべはないという追い込まれた小さな場所は、「私」というものの不思議な場所である。