すでにやってましたか、北朝鮮核実験

 ⇒北朝鮮核実験の威力…前回の数倍以上、技術高度化との見方 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 北朝鮮の核実験については、日本の気象庁や米地質調査所などが、地震の規模を表すマグニチュード(M)で5・3から4・5の震動を観測している。
 Mの値は0・2違うとエネルギーの大きさは2倍になるため、現在わかっている数値から推定される爆発の威力には、かなりばらつきがある。
 九州大地震火山観測研究センター(長崎県島原市)の松島健准教授(地球物理学)は、九州を中心に設置された171か所の地震計のデータを解析し、「2006年10月の核実験に比べて、エネルギーの規模は10〜15倍に達している可能性がある」とみる。
 また、八木勇治・筑波大准教授(地震学)は、「米地質調査所の観測では、前回の核実験時のM4・2から、今回は4・7に大きくなっている。爆発の規模は約5倍になった。インドやパキスタンの核実験とほぼ同規模で、技術的にも前回と比べ、高度になった」とみている。
 国内の専門家の多くは、今回、TNT火薬に換算して数キロ・トンの威力を持った爆発があった可能性があるとみる。
 一方で、阿部勝征・東大名誉教授(地震学)は、「地震の規模は実験場所の岩盤が固い方が大きい値が観測される。今回の方が威力が大きいとは限らない」と慎重な見方を示している。
 核兵器原子爆弾)には、濃縮ウランを使用するものと、プルトニウムを使用するものがあるが、これまでの経緯から見て、北朝鮮寧辺の原子炉で使用した核燃料棒から抽出したプルトニウムで爆弾を製造した可能性が高いと見られている。

 ⇒NHKニュース 専門家“深い坑道で実験か”

北朝鮮の核開発問題に詳しい国の原子力委員会の元の委員長代理の遠藤哲也さんは「北朝鮮は、山岳部に深い坑道を掘って地下核実験を行ったとみられる。問題がなければ、放射性物質の大部分は地下に閉じ込められるが、断層の割れ目などから漏れ出してくる可能性もある。核実験の規模や風向きなどの条件によるが、日本に到達するまでには1日から2日ほどかかる。ただ、前回、3年前の核実験の際は、日本では放射性物質は検出されず、影響はなかった」と話しています。

 評価はこんな感じかな⇒CNN.co.jp:北朝鮮の核実験、米専門家は「政治色強い」と
 予想はこんな感じ⇒北朝鮮が核実験実施、今後想定されるシナリオ | ワールド | Reuters
 年表⇒Timeline: N. Korea nuclear dispute - CNN.com
 4月30日時点⇒北朝鮮:「核実験辞さず」報道官声明 日中「織り込み済み」 - 毎日jp(毎日新聞)

 北朝鮮が29日、「核実験なども辞さない」との報道官声明を発表したことを受けた麻生太郎首相と中国の温家宝首相との会談は、4月5日のミサイル発射以降、緊張を高め続ける北朝鮮に対し、冷静に対応することを確認する場となった。両国は北朝鮮の一連の動きを「織り込み済み」(日本外務省幹部)として、核問題を巡る6カ国協議を早期に再開し、北朝鮮を交渉の場に引き戻したい考えだ。