読売社説 公設秘書起訴 小沢代表続投後のイバラの道 : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 こういうレトリックは扇動に近い。

 小沢代表は、事件が軽微な形式犯であるかのように主張する。
 だが、虚偽記入罪は、5年以下の禁固である。秘書によるあっせん利得処罰法違反の懲役2年以下よりも重い。
 しかも、問題の金は、西松建設が東北地方の大型公共工事の受注を狙い、ダミーの政治団体や下請け企業を使った迂回(うかい)献金だった。秘書は、西松建設献金を要求し、献金先の分散を指示するなど事件に積極的に関与していた。
 検察当局はそう見ている。

 「検察当局はそう見ている。」が上二段落のオーガナイザーなのだから、ジャーナリズムの文章としては前置しておかなければならない。無意識の、読売と検察の同一化がなせるわざでもあるのだろうが。