朝日社説 志賀原発判決―耐震のお墨付きではない

 司法判断が、科学的な基準で行われる耐震にお墨付きを与えるわけもないので、ただのカテゴリーエラーな社説ではあった。

 こうした検証は、1回で終わらせてはならない。地震をめぐる科学は日々進歩し、その知見は更新される。現時点で安全とされた判断が将来も通用するとは限らない。保安院は今、原発の耐震度を定期的に見直すシステムづくりを進めている。常に最新科学にもとづく安全性を確保したい。
 今回の判決に気を緩めず、耐震チェックを繰り返すことが大切だ。

 最後の一文の主語、というか、「耐震チェックを繰り返す」主語は誰なんだろうか。