筑紫哲也さん死去
⇒asahi.com(朝日新聞社):「多事争論」貫き、戦後日本の姿追う 筑紫哲也さん死去 - おくやみ
ネット以外から昨日、筑紫哲也さん死去だよと聞かされ、ふーんと答えたら、問うた側が逆に意外そうだった。なので、言葉を足したのだが、「幸せな人生だったんじゃない、羨ましい」。たしかヘビースモーカーで徹マージャンな人ではなかったかな。それで古稀も迎えたのだから、天寿の部類でしょう。
筑紫さんは敗戦を10歳で迎えた。59年に朝日新聞社に入社。68年から2年、米軍統治下の沖縄を追い、沖縄は終生のテーマとなった。大田昌秀・元沖縄県知事(83)は「筑紫さんほど沖縄の現場を本土に発信してくれた記者は後にも先にもいない。弱い立場の者への温かいまなざしと正義感にあふれた人だった」。
筑紫はよく沖縄のことを知っていたし(しかし意外と語っていなかった)、きちんとした人なので人脈もあった。ただ、イデオロギーを抜きに深く沖縄人と関わったかはいまひとつよくわからないとは、現地で思った。
沖縄赴任時代にたしか現地で次女のゆうなさんをもうけた。「ゆうな」に彼の思いは込められている。
⇒「 ハッピーゴーラッキーニューヨーク―ペーパーイラスト&エッセー集: 筑紫 ゆうな: 本」