日経春秋 春秋(11/5)

その後は何を割ろうが掛けようが、かつてのようなヒット曲を生むことはできなかった。あれほど流行はしたけれど、しょせん「割る2の音楽」だった、と言えば酷に過ぎるだろうか。「売れる方程式」が通用しなくなった後に残ったのが借金のねずみ算だったとは、わびしい限りである。

 人は墜ちるとなんとでも言われるものだな。
 単純に音楽的才能とビジネスの才能がマッチしてなかっただけではないのか。