朝日社説 グルジア紛争―収拾の動きを速めたい : asahi.com(朝日新聞社):社説

 この点で、ロシアとの対話はそっちのけで、グルジアウクライナ北大西洋条約機構NATO)加盟を急ごうとした米国などの勇み足は否定できない。グルジアへの軍事支援を強め、ロシアとの緊張を高めることになったブッシュ政権の政策に、キッシンジャー氏をはじめ米国の国務長官経験者らからも批判の声が出ている。

 朝日は「ブッシュ政権の政策」を何かと叩こうとするけど、このケースでも逆の見方もあるんだけどね。米国は及び腰だったのがロシアの挑発を招いたとも。
 ⇒極東ブログ: グルジア問題を少し振り返る
 また。

 資源価格の高騰で力をつけたロシアの無理な注文は聞くわけにはいかないが、欧州の安定のためには対話に応じるのも手ではないか。

 欧州の安定化志向が欧州内の齟齬を生んでしまった面もある。
 というか、朝日がロシアも批判したい気持ちもわかるけど、岡目八目的な立場に最初から立とうとせず、ロシアの内情に目を向けたほうがいい。
 今回のケースではロシアも西側経済の一因だったことを思い知ってすこし考え直した面もあるのだし。