そこで古典的名作

 ⇒改革 - heartbreaking.

お金が正義なんだ!
・・・喉がちぎれるほど、心の奥底から叫びながら俺は・・・ そうだ。生まれかわったんだ。

 そこで古典的名作。

銭ゲバ 上 (1) (幻冬舎文庫 し 20-4)
銭ゲバ 上 (1) (幻冬舎文庫 し 20-4): ジョージ秋山
 中巻が見当たらない感じなのはなぜ。追記 上下2巻でこれは完結とのこと。
 電子化されている⇒銭ゲバ ジョージ秋山 - 電子書籍はeBookJapan : マンガ
 70年だったか映画⇒■日本映画の感想文■銭ゲバ
 ジョージ秋山先生お元気か⇒ジョージ秋山 - Wikipedia
 らしい。
 個人的にはこれが傑作⇒「 ほらふきドンドン 【コミックセット】: ジョージ 秋山: 本」
 「せまい日本にゃ住み飽きた」の和尚の1コマが見たいと思ったが、ネットにはもうない。なんかなあ。
 すがや先生の逸話⇒■『仮面ライダー青春譜』第41回:すがやみつるblog
 
 考えてみるとあれだなあ。銭ゲバとかアシュラとか読んだこともない世代がいっぱいいるのだろうな。このあたりは、いわゆる漫画通でもなんというか現代の漫画とは違うからなあ。団塊の香りというか。
 「二十歳の原点」とかもそうだけど、今振り返る70年代その烏賊臭い青春みたいなセレクションがあってもいいんじゃないかな。団塊パンチは、あれは幻影だよな。
 
 私は「二十歳の原点」をぼろぼろにするくらい読んだ。
 今思うと、それほど読み込んでいない序章のほうが痛々しい感じがするし、たぶん、今の若い子にもそれは通じるだろう。
 ⇒「 二十歳の原点序章 (新潮文庫 た 16-2): 高野 悦子: 本」
 通じてどうかというのはあるけど。おや、これは文庫本でも絶版か。
 これだけ残るというのもな⇒「 二十歳の原点 (新潮文庫): 高野 悦子: 本」
 別の少女の物語⇒「 旅の重さ (1972年): 素 九鬼子: 本」
 どうしようもないほどの傑作。これは今の人が読んでも傑作だと思う。
 
 反面。
cover
バージンブルース: 藤田敏八, 秋吉久美子, 高岡健二, 長門裕之, 野坂昭如, 内田栄一: DVD

Amazon.co.jp
万引きに失敗した予備校生・畑まみ(秋吉久美子)は、中年男の平田洋一郎(長門裕之)に声をかけられる。平田はまみとその友人・ちあき(清水理絵)をラブホテルに誘うが、バージンであるまみが痛がって性交は未遂に終わる。やがてまみとちあきは故郷・岡山に帰ろうとするのだが、平田がふたりに同行。ちあきと別れたまみと平田は、アングラ劇団で合宿生活を送ることになる…。
藤田敏八監督と秋吉久美子による青春映画第3弾。少女と中年男がさまよい歩く、ロードムービー的構造となっているのだが、今ひとつ焦点の定まらないストーリーが難点。放浪を続ける秋吉と長門裕之の中年男のちぐはぐな関係がユニークで、そのいでたちが時代を感じさせる長門の「俺にはバージンを守る義務があるんだ!」との叫びはもの悲しい力強さを感じさせる。本作のモチーフとなったのは野坂昭如の異色歌謡曲「バージンブルース」。その強烈な歌詞と野坂の木訥な歌唱は忘れがたいほどのインパクト。(斉藤守彦

 泣けそう。
 こっちは叙情的少年小説⇒「 パーマネントブルー (1974年): 素 九鬼子: 本」
 
 一番強烈なのはこれかな⇒あらかじめ失われた恋人たちよ - goo 映画
 DVDはないみたい。
 今思うと、ストーリーはどうでもいいがところどころ日本の映像がすごかったな。
 
 映画としては失敗作の部類だが、きれいな映像だった。ああ、日本。

cover
旅の重さ: 斎藤耕一, 岸田今日子, 高橋洋子, 富山真沙子, 三國連太郎, 三谷昇, 素九鬼子: DVD
 80年代の作品だけどこれに通じるな⇒生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言 - goo 映画
 これもすごい作品だった。70年代へのレクイエム。
 今思うと80年代半ばに自分のなにかが決定的に終わったな。オレは以降亡霊じゃないのかな。