日経春秋 春秋(9/7)

 来年の7月22日は歴史的な日付となる。世界が日本に目を凝らすことだろう。といっても、総裁選だ総選挙だという下界の話ではない。今世紀で最大の皆既日食である。鹿児島県のトカラ列島十島(としま)村)で、それを観測できるのだ。
▼太陽は東京や大阪でも7、8割は欠ける。福岡なら9割近い。しかし月に完全に隠れてしまう皆既帯の下にあるのは、日本では九州の南方海域などほんの一部だ。とりわけトカラ列島は条件が良く、6分間前後も天体ショーが楽しめる。悪石島(あくせきじま)という住民わずか70人の孤島では6分25秒も真昼の暗闇が続く。

 これ、私が小学生のころから知っていた。2009年に自分が52歳になっているのか計算してびっくりしたことがある。ほんと、こんな年になっちゃったな。