白川教授のワンポイント日本経済

 ⇒asahi.com(朝日新聞社):焦点:日銀は景気「大きく落ち込む可能性小さい」、しばらく続く景気・物価両にらみ - ロイターニュース - ビジネス

市場では、仮に金利が正常化していれば、足元の景気悪化で利下げも選択肢に入っていたはずとの見方も多い。これに対し、金融政策はその効果が経済に波及し始めるまでにタイムラグが生じるため、政策判断は足元ではなく、先行きを予想して決める。日銀は今回、先行きについて「次第に緩やかな成長経路に復していく」との判断を変えず、同時に「景気の下振れリスクが薄れる場合には、緩和的な金融環境の長期化が経済・物価の振幅をもたらすリスクが高まる」とクギを刺すことも忘れなかった。日銀が先行き判断を変えない限り利下げは考えづらく、かといってセカンドラウンド・エフェクトが発生していなければ利上げカードも切りにくい。当面は景気と物価の両にらみの状況が続きそうだ。

 そんな感じでしょうかね。