NHKプロフェッショナル仕事の流儀 宮崎駿のすべて 「ポニョ」密着300日、見たよ

 ⇒スペシャル (2008年8月5日放送) | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀
 以前のこれの焼き直しかと思ったが、かなり違った。
 これ⇒NHK プロフェッショナル 仕事の流儀 宮崎駿編 見たよ - finalventの日記
 今回のは、前半かなりきれいにまとめていたというか、「ポニョ」の興行を宮崎も意識しているのか、ジブリ側の要請かNHKの迎合か、ま、そんな感じ。後半は、宮崎の母との思い出というかその部分に焦点を当てていて(たぶん団塊世代の感覚だなこりゃ)、それはそれなりに真実というか、一つの視点なんだけど、普通に見ていて臭すぎ。
 途中茂木さんの対談がこの番組枠だからねということでちょこっと出てくる、ちょこっとで助かったけど。で、なにげに聞いていると、宮崎がひょろっとぞっとするようなことを言っていた。これね。

茂木「何か宮崎さんの表現者の秘密に関わっている気が……」
宮崎「奥の方の蓋開けると社会生活上問題が起こるんすよ、いろいろ。でも、そうものが自分たちの中にずうっと伝わってて、やっぱり物語作るとき、だからひょいと顔を出すんよ。それでびっくりするす。」

 あと友だちが死んでから集中治療室に、霊魂というか、会いに行く話が良かった。冗談めかして、それですっきりしたとか言っていたけど、これはね。
 番組は宮崎の不遇時代もさらっと描いていたけど、あれですね、若いころ不遇でないとこういうエネルギーは持てないかな。
 ほんとに物凄いね、宮崎。