毎日社説 社説:内閣支持率25% 政策抜きで浮揚は無理だ - 毎日jp(毎日新聞)

 内閣改造では、政権と国民の間の深いミゾを埋めることはできなかった。毎日新聞の福田改造内閣に対する世論調査内閣支持率は25%と、先月に比べて3ポイントの微増にとどまった。
 福田康夫首相は、自民党幹事長に昨年、総裁選を争った麻生太郎氏を起用した。調査では、麻生氏に「期待する」との回答が57%に上ったが、内閣・党人事全体は「評価しない」が56%を占めた。人気が高いとされる麻生氏を政権の中枢に引き込んで挙党態勢を敷き、大幅改造による「自前内閣」をつくることで支持率の回復を狙ったが、目算がはずれた。

 その評価でよいのではないか。ただ、実際にはこの組閣はけっこう強いから普通に政治をしてくれるのではないか。政治は人気取りでやるものではないのだし。

 福田首相は早期の臨時国会召集を決断すべきだ。調査では、衆院解散・総選挙の時期について「できるだけ早く」が45%に上った。毎日新聞も早期の解散を求めてきた。臨時国会で総選挙をにらんだ総合的な政策ビジョンを打ち出さなくては、国民の期待に応えることはできない。

 それにしてもどういうポジションから解散を急くのかよくわからんな、毎日。