朝日社説 ダルフール―訴追の圧力で悲劇止めよ : asahi.com(朝日新聞社):社説

 国連安保理は、PKO要員への襲撃を非難する議長声明を出した。そもそも紛争の責任者を裁くようICCに求めたのは安保理だ。国際正義の追求と同時に、現地の混乱を増さないよう手をうつべきだ。原油取引でスーダン政府と良好な関係をもつ中国には、常任理事国として役割を果たしてほしい。
 日本を含めて国際社会は、訴追への動きをテコにスーダン政府への働きかけを強めるべきだ。

 微妙に安保理を避難しているトーンが感じられる。
 中国への言及は好ましい。というか、目下期待できるのは実際には中国くらいだろう。ただ、本当に期待できるかと再考するとむずかしい。
 ダルフール危機問題については、自分としては、擦り切れた感はある。4年近い日々が空しく費やされてしまった。
 ダルフール危機をブログで取り上げることで暗に陰湿な攻撃も受けた。自分には自分の正義心のようなものがあったし、同じ時代にジェノサイドされていく人への責務が通じないことへの絶望感も感じた。国家の戦争犯罪に関心があるという人たちがまず関心を持つべきはダルフール危機ではなかったか。
 しかし、通じないものは通じない。そして、自分はといえば私をバッシングする人と同じように安閑とした位置にいる。
 今回の訴追については現実問題としては、昨日ちょろっとリファーしたが。
 ⇒Sometimes, the demands of justice have to take second place to practical and humanitarian considerations. - finalventの日記
 もはや人道が優先されるべきだ。