読売社説 諫早湾干拓判決 「開門調査」にも難題が伴う : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 実際に開門した場合には、排水門内の水位が上がるため、水害に備えて新たな堤防を建設することが必要になる。干拓事業全体で約2600億円もの費用がかかったが、さらに巨額の税金を投入せざるを得なくなる。
 開門で、新たな環境被害が生じる恐れもある。たまったヘドロが排水門から諫早湾に流れ出し、海水を汚すとの懸念だ。
 こうした現実を考えれば、開門調査のハードルは極めて高い。少なくとも、地元自治体を含む地域住民の合意は大前提だろう。
 農水省は判決を不服として控訴する方向だ。争いは上級審を舞台に続きそうだ。

 へぇと思ったのでクリップ。