「弥生人」とか(女性のこと)

 ⇒【試行私考 日本人解剖】第3章 ルーツ 民族の形成(3) 少数渡来でも300年で多数集団に (3/3ページ) - MSN産経ニュース

 ≪女性渡来人の存在≫
 この計算は、在来人と渡来人の人口増加を別個に見ているが、北部九州の弥生初期の遺跡では、渡来系の生活道具は常に在来系のものと混ざり合って出土する。そこで、両者が混血したという「おそらくはより歴史的現実に近い状況」(中橋教授)を想定して計算しても、集落の男性全員が渡来系だったと仮定すれば、「女性のうち在来縄文系が最大で84%を占めても、300年間で渡来系が在来人と置き換わる」と算定された。ただ、在来人女性がそれ以上の割合を占めると、渡来系が多数の集団にはならず、渡来女性の存在は必要だという。

 ちょっと微妙かな。

 「弥生人の出現」編で紹介したように、弥生人骨から抽出されたミトコンドリア(mt)DNAには、縄文人骨にはない大陸系の型が見つかっている。mtDNAは母親の型のみが次世代に遺伝するため、男性しか渡来しなかったと仮定すれば、この弥生人骨の独自型も在来女性の型だったことになる。世界の大半の民族集団で土器の作り手は女性であり、初期の遺跡の弥生土器も女性の渡来を示唆していたが、人口推移からみた渡来集団の構成は、弥生人骨独自のmtDNA型が渡来人のものである可能性を強めている。

 それはどうだろ。

 弥生時代の人口推移は、形質も遺伝子も在来縄文系集団とは異なった特徴をもつ少数の男女の集団が渡来し、在来人たちと混血しながら増えていったことを物語っている。

 ちょっと強引。