そういう面もあるね

 ⇒ネットやってても、キミの世界観は広がらない - Attribute=51
 ぶくまリスト見ていて、なんか小姑ツッコミしてしまうのも野暮かなと思うけど、さすがにそれはないだろみたいのが多くなってきた。基本がわかっていたらその誤解はないだろみたいな。しかし、そういう基本っていうのが、ネットだと分散されてしまう。
 梅田さんが書いていたけど、書籍というのは知識を構造化できる点が優れている、というあたりは、これにも関連していて、構造化するためには基礎を書かないといけない。
 もっとも、書籍によってはネット的なフラットのもあるにはあるんだけど。
 ただ、あれ、なんというのかな、基礎的な知識がわかりにくい世界にはなってきたなと思う。
 ウィキペディアなんかがある程度補ってくれるわけだけど、ウィキペディアの場合、分野によってかなり落差が大きい。というか、ネガコメみたいな記述が事実だからということで無評価で書き込まれている。知識の評価性というかアカデミズムの健全さの裏返しのような。
 あと、思想とか政治とか、若い人たちが多いからしかないのかもしれないけど、基本がわかってないなという印象を持つことが多い。でも、そういうと上から目線とかバッシングされるわけで、勝手にしろなんだけど。
 話がずれていくけど。
 最近は新書もネット的に基礎がよわいなと思う。
 今の大学だとリーダー的な基礎文献ってどうやってサポートしているのだろうか。クセジュみたいのをちゃんと推薦しているだろうか。
 入門書=わかりやすい、が、出版の売れ線論理になって、リダクトしたわかりやすさになってしまうところがある。
 理数系や経済学で数式の扱いがいろいろもめるけど、理系的には数式があることがわかりやすいなんだろうけど、実際そうもいかない。
 ただ、数式っていいうのは解釈というより読み下しが可能なんで、そういう部分の補助は必要かな。
 とか言っても、お前こそ基礎知識がみたいなミラーリング悪口地獄になってしまうな。