読売社説 電動車いす お年寄りの転倒を防ごう : 社説・コラム : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 重大事故が起きた時、メーカーなどに国への報告を義務付けた改正消費生活用製品安全法が施行された昨年5月以降、11件の電動車いす事故が報告された。そのうち6件が死亡事故だった。
 運転操作を誤って、縁石に乗り上げて転倒したり、道路脇の溝に落ちるなどの事故が目立つ。時速6キロ以上で走る危険な“暴走族”もいるという。
 軽微な事故も含めると、事故は相当数に上るはずだ。歩道を走行中、人やベビーカーにぶつかるなど、加害者になる例もある。

 たしかによく見かけるようになった。そして、私の印象では、率直にいうと傍若無人というケースが多い。後ろが見えないせいもあるのだろうが。傍若無人でいえば自転車も同じで、観察していると電動車椅子が勝つ。勝つというのもなんだが。そして、歩行者だけがいつも困惑している。
 電動車椅子ではないが、老人の非横断歩道の横断もかなり見かける。よくあれで事故にならないなというのを一日になんども見かける。人に話したら、いや事故は多いんだよと言っていた。見かけたことはないし、見かけたくもない。