増田的恋愛観

 とひとくくりにはできないだろうけど。
 ⇒恋愛はネタなのさ

物語において恋愛を持ち出せば、ほとんどどんな人間関係展開だって可能になる。腐った卵より醜悪で、サイコロや大気より乱雑で、麻薬より精神を蝕むものだ。この極上のネタを求め、また誰かがあなたの恋愛模様を味見しようと、目を光らせている。

 私はそれは、たぶん、親子関係の問題じゃないかなと思っている。
 つまり、若い人というかレンジを広くとってもいいけど、恋愛というのは、自分の生存理由、つまり、おかーしゃんとおとーしゃんのおせっくす、の、了解ということだろうと思う。
 そこにどういう恋愛があったかという了解が自己了解の微妙な起源になっているのを、なんとなく自我の側から疎外したいから、恋愛が物語りになってしまうのだろうと思う。
 そして、性欲とかはあるからさらに浮いてしまうし、そしてそのカルマ的な結果で、また、みんなその親のように生存の流れのなかに組み込まれる。