朝日社説 イタリア総選挙―政治こそ新陳代謝がいる : asahi.com:朝日新聞社説

 20年足らずで5回も政権が交代すれば、政治は混乱するに違いない。日本から見るとそう思いがちだが、イタリアの有権者たちはあまり深刻に受け止めていないようだ。
 むろん、政権が交代しても低迷していた経済などがバラ色になるわけではなかろう。しかし、政治が行き詰まりを見せれば、総選挙で民意を問い、政権の担い手を変える。政治の新陳代謝である。その仕掛けがこの国に定着したのは間違いない。

 これってイタリア語にしてイタリア人に読まれたら極東にもイタリアンなジョークを回する国があると理解されるだろうな。

 自民党政権の耐用年数は過ぎたと言われて久しい。なのに、なかなか政治の刷新が起こらない。閉塞(へいそく)感を打破するのに必要と思えば、有権者はすかさず政権を交代させる。そんな政治が、ちょっと、まぶしく見える。

 日本語でも面白いし。ちなみに、日本も戦前はそんな感じ。