朝日社説 ギョーザ事件―捜査を長期化させるな : asahi.com:朝日新聞社説

 これは中国側のシグナルかな。端的に言えば、これは中国側で毒を入れたと見るとがもっとも理性的な推定になるし、日本人はああそういうものだなということで定着する。

 さらに深刻なのは、時間がたてばたつほど相互不信が膨らんでしまうことだ。日本では、中国側への不満が沈殿する。中国の人々の間には、日本側の陰謀ではないかという疑心が残る。両国関係への悪影響は計り知れない。

 この問題は日本人の思考からすればそういうどっちもどっちの問題じゃないので、朝日の言い分は普通の日本人には通じない。そのあたり朝日がわからないとするとこれはちょっと経営の問題もあるかな。
 チベット問題でもそうだけど、日本を含め西側諸国さらにアジアでもそうだけど、あの暴動をチベットが悪いというふうな世論はあまりない。ところが中国国内はもう漢民族ナショナリズムみたいな象徴になっている。
 ひどい言い方をするとチベット問題も毒入り餃子も、中国が外の世界を見るならそういうやりかたではダメなんだけど。
 けどというのはあの文化と体制は自縄自縛なんだと思う。こういうとき、本当は日本が助けてあげなくていけない。という点で、この朝日の社説の心情はわかるんだけどね。なんというのか、日本の大衆も中国については親近感をもっている人ですら腫れ物を触るようになってしまったし、それを冗長する仕組みもできてしまった。
 まあ、万事休すといったところかな。