残虐なコンテンツを子どもに見せないのは、子どもに意味がわからないため

 画像・映像系のコンテンツは視覚から意味を読み解く能力がないと理解できない。
 なので、キャプションとかで別途意味が書かれている。だが、そのとき、画像・映像の無意識のメッセージに対して、書かれたメッセージの意味の照合・検証といったことをする必要があるけど、それは子どもにはできない。
 実際には、書かれたメッセージで洗脳するための、恐怖感情をかきたてるための画像・映像ということになりかねない。つまり、その重要さを意味で了解するのではなく、恐怖で鵜呑みにするだけ。
 結局、子どもには書かれたメッセージを伝えればいいのであって、画像・映像を検証できるだけの知性を持つようになってから見ても別段遅くはない。
 
追記
 画像・映像一般論に受け取る人がいるけど、たとえば、マレーバクの画像・映像に、「ムーミンは今日も元気」とかキャプションがあっても、別にどうということじゃないよ。そうじゃなくて、ここでのポイントは、残虐な映像は恐怖といった感情を惹起させて、恐怖によって書かれたことをそのまま無意識に洗脳させしまうに近い状態になるということ。