毎日社説 社説:平成版前川報告 家計を元気づける計画作れ

 同専門調査会に向け内閣府が示している問題設定は基本的に正しい。企業と家計の好循環が形成されるための成果配分、格差のひずみの小さい経済構造などの検討だ。
 そこで、何よりも重視しなければならないのは、経済の土台である家計が強くなるような構造に作り替えていく施策である。端的には賃金水準のかさ上げや安定的雇用の創出、中堅・中小企業の活性化であろう。これは格差問題の打開にも役立つ。日本経済の国際競争力回復も大企業だけですむわけでない。経済全体のかさ上げこそが、最大の対策だ。
 それも家計が元気であればこそ可能だ。内需主導の経済とはそういうことだ。

 めちゃくちゃなことを宣っているような。