今日の大手紙社説

 NHK会長と教育改革が今日の話題か。ざっくり言えば、つまらない社説なんでどうでもいい。NHKというのは報道機関でもあるが、実質的には娯楽の機関でもあるし、昭和・平成の基調なコンテンツホルダーでもある。そのあたりをきちんと安価なコンテンツに変換し国民に返還する枠組みが問われる。あと、アナウンサーという文化財かな。
 そういえば福田総理謝罪は明日の話題なのか?
 これに⇒解説委員室ブログ:NHKブログ | 時論公論 | 時論公論 「薬害肝炎訴訟 一律救済へ」

3つ目のなぜ、新たな法律が必要なのかということです。これまで国は、司法の判断を尊重しなければならないとして、司法判断を根拠に国の責任を限定してきました。その理由は大きく二つあります。
ひとつは、司法判断を超えて責任を認めてしまうと、際限なく補償を求められる恐れがあるからです。一度前例を作ってしまうとこれから同じような裁判があった時に、国の責任の有無に関わらず補償を求められ、それでは、国の財政がパンクしてしまうというわけです。
 薬の承認などへの影響もあります。薬には副作用がつきものですが、もし薬の承認時までさかのぼって責任を認めてしまうと、副作用の恐れがある薬は承認できなくなってしまうというのです。
 しかし、これは行政の立場で考えた場合です。そこにとどまる限り、被害者全員を一律救済することはできません。そこで、行政や司法の判断を超えた打開策として打ち出されたのが、あらたな法律を作って対応するという立法による救済策です。手続きに多少時間がかかりますが、この政治決断を、私は率直に評価したいと思います。

 ちなみに⇒asahi.com:「肝炎訴訟の対応、水俣病認定と差」 新潟市長が国批判 - 社会

記者会見で市長は「政府は薬害肝炎訴訟の問題では司法の決定以上に踏み込んでいる一方、水俣病では最高裁判決より厳しいハードルを変えられないのは、矛盾している」と発言。認定は国の法定受託事務で国の基準に従わざるを得ない現状にも触れ、薬害C型肝炎問題への対応との違いについて「普通の感覚では矛盾があるし、被害者も当然そう思っていると思う」と語った。