日経社説 好況下の安定探る湾岸諸国

 社説的にはどうってことはないが。

 クウェートはすでにドル連動制を放棄し、UAEも見直しに傾いていた。だがサウジがドル連動維持を主張し、GCC全体としての政策転換は見送った。巨額のドル資産を抱えドルの下落加速を避ける必要もあるためだが、ドル離れの動きが徐々に進む公算は大きい。今後の湾岸の金融情勢を注視する必要がある。

 このあたりのサウジのマネーがけっこう大きな問題で、だからクウェート戦争にもサウジの関連は大きかったように思う。別に、それであの戦争を是とするわけではないのだが。