今日の大手紙社説

 今日も特にどってことない。日経のパキスタン関連の社説がコンサイスにまとまっていたとはいえる。あと、日経の外人医師の話は面白いといえば面白い。
 毎日の中国艦初寄港だが、昨日の朝日よりは事実というかパースペクティブがある点はよいのだが、しかし、この左翼どもいつから軍国主義マンセーになったのだろうか。昔からそうなのか。日本国は普通の軍事をもった「普通の国」でいいのですか。ちゃんと答えろと思うというか、ちゃんとしたらこらなのか。
 日本には交戦権はない。交戦の軍事もない。ただ、国家なのだから防衛はできる。というのは暗黙の国際的合意なので、憲法に無規定の軍事力がある。そもそも、憲法に規定されていない軍事力が存在することが異常なのだが、この状態は変わっていないが、暗黙の国民合意、国際合意に歴史的に黙認されている。
 9条問題がぐちゃぐちゃ言われているが、9条というのは前文の具現化に過ぎない。そして前文は憲法の精神というか日本国の精神そのものというか歴史選択の誓約なのだら、歴史に対して責務を負っており、その精神には変更はない。ということは、憲法を改正しても日本には交戦権はないし、交戦のための軍事力は保持できない。くどいが9条はその派生でしかない。
 日本国には通常の意味の軍事力を持ちませんと明記した憲法を持ちながら、朝日新聞毎日新聞も日中の軍事交流はよいとぬかしているのが不可解というかバカじゃないだろうか。もちろん、現実としては国際的にそういうことがよいとされる。国連=連合国のお仲間の米国と中国なら。でも、日本はまったく異なった骨格(ちなみに憲法というのは骨格という意味)をもった国なのだから、中国の軍艦は歓迎して迎える。しかし、「日本には交戦権がないのだから海上自衛隊は海軍ではありません。交換訪問はできません。そして日本国は世界の軍事力の削減を求めています。中国さんもそうしましょう」と執拗に問い掛けるべきなのだ。
 左翼ども、いったいどうしゃたんだと思う。左翼から憲法遵守の精神が抜けたら、スターリニズムが残るくらいだ。
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 ⇒吉本隆明の後半生の戦いはソフト・スターリニズムとの戦いであった - finalventの日記
 ⇒スターリニズム - Wikipedia