日経春秋 春秋(11/3)

 こりゃいい話だよ、うほっ、っていう感じ。ただし、話は逆説的に嫁。
 つまり。

有三の意見はこうだ。「公布した日こそ新憲法ができた日だ。公布しなければ施行できないのだから」。一方、衆議院が選んだのは施行日の5月3日。有三の言い分を認めると、明治天皇誕生日を祝う旧憲法下の明治節が新生日本を象徴する祝日になってしまうことが話をややこしくした。

 あの時代の人の心情はなかなか現代日本人からわからないけど、ようするに明治節を温存した山本有三GJということだよ。
 どうでもいいけど、私は、山本有三の本も読んだよ。今では誰も読まないのではないか。路傍の石にはカラマーゾフの兄弟の影響もありとか。