朝日社説 集団自決検定―教科書会社は筋を通せ説

 おや?と思った。今日も共産党大会の話題がない。これはなんかあるな。なんだろ。大筋で朝日は上海閥の鼻息フンっがなければ傍観的暢気な胡耀邦シンパだろうと思うのでその流れでなんとなく親胡錦濤系だろう。現状の流れでいうと上海閥掃討みたいなことは不可能っぽいし。
 で、煙幕社説は何の話題か? と読むと、どうでもいいや、こんなの。私は文科省イラネだし。というのと、朝日のこの社説に顕著なんだけど、実は史実に関心ないのな。それと何が問題かを明確にしない。「日本軍に強いられた」のは否定できるわけでもない。それが問題なのかとすればほぼナンセンス(否定できるわけないのだから)、それとも問題は日本軍が軍の指揮系として住民を軍に組織化して自殺を命じたかということかというと、そのあたりはボケている。というか、大筋で「日本軍に強いられた」のは否定できるわけでもないのだから、その指揮系の問題をどう評価するか。そしてその史実についてはより細かい沖縄戦の研究に任せていいと思う。実際現地で自分なりに折に触れて8年近く見て回ったが現在の公式記録の沖縄戦史は必ずしも正しくないようだった。古老たちは興に乗るといろんな話をいていた。というか、どうも米軍はかなりのドジをやっていてみっともないのでそのあたりの歴史も米軍の都合で隠蔽されているくさい。なにより、実際の戦死者の個別の状況の解明やいまだにガマに眠る住民の遺骨収集などを進めて記録していただきたい、というか、それを事実上放置しているに近い状況では沖縄戦の史実の解明が進んでいるとは思えない。研究者どうも米資料研究に偏っている。ああ、いやいや、遺骨は放置されているわけではない。各村落が古老たちの記憶によって毎年毎年炎天下に作業を続けている。が、それにそれほど内地が加わっているわけもないようだった。
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