大手紙社説より
日経社説 調書漏洩で逮捕は行き過ぎだ
どってことないけど、このあたりが普通の社説なんで、朝日・毎日のオクターブハズシが逆に裏でもあるんかいなたこかいな、と。
日経社説 韓国大統領候補は北朝鮮にどう臨むか
各候補は盧大統領が推進した「太陽政策」を継承するのか、あるいは「対話と圧力」によって北朝鮮の全面核廃棄の道筋をつけるのか、選挙戦でも真剣に議論してほしい。
さすがに朝日新聞みたいなタワケたことは言えませんよな。
産経社説 【主張】中国共産党大会 政治改革を避けて通るな
お、さすが。
1989年以来の江沢民前政権の成長第一路線は、中央・地方の党・政府に根を張り、江前総書記が抜擢(ばってき)した多くの幹部がいまも健在だ。2期目を迎える胡錦濤総書記が自前の政策を推進するには、来週初めに予定される党幹部人事をどの程度主導的に進められるかにかかっている。
これはまた書いてますね。これがわからんとか、ほのめかしとか言うやつバカ過ぎ。っていうか、こういうのはほのめかしと言わないのだよ。
毎日社説 社説:鑑定医逮捕 情報提供者の萎縮を恐れる
完璧にどうでもいい社説なんだけど、朝日のコピペ・リライト?と思えるのがあまりに香ばしくて。
毎日社説 社説:中国共産党 民主化こそ「科学的発展」だ
どうでもいい社説なんだが、ふと、あれれこんなのが朝日に掲載されないのが問題ということかな。とすると、やるかな、曽慶紅追い落とし、というシグナルかのかも。こりゃ、ワクテカですな。日本にいて中国様のなまなましい鼻息フンっが感じられるのとしたら、朝日を見直さなくては。
読売社説 中国共産党大会 「調和社会」へ政治改革が必要では
放言みたいになるけど、つまんないなこの社説。
まず焦点はこれ⇒江沢民さん、まだ若い?:イザ!
さて、党大会において、国内外メディアの一番の注目は、政治局常務委員の人事です。とくに曽慶紅副主席の去就についての報道が、前触れでもりあがりましたが、「留任」と打ったのは、日本メディアでは産経新聞と東京新聞だけ?ふふふ、ギャンブラーですね。でも、私も曽慶紅留任に1000元(ぶんのご飯)くらいかけています。
私はすでにどっちかというと昨年時点で曽慶紅退任側を弱弱に想定。
昨年⇒極東ブログ: 胡錦涛政権の最大の支援者は小泉元総理だったかもね
っていうかだな。
曽慶紅が留任だったら、中国ダメだな、お前ら自己幻想でハードランディングする気だろを考えないといけない。ただ、けっこう胡錦濤はマジなのではないか、マジになってくれよという思いもある。
ただ、これも率直にいえば、曽慶紅を放り出せば済むという問題でもないというのもあるかもしれない。難しい。
読売社説 臓器移植法10年 いつまで見直しを凍結するのか
議論・政策でどうにかなる問題とは思えなくなってきたな、私は。
朝日社説 韓国大統領選―新たな時代を開く場に
この話もまだ私は選挙の読みまで考察していないのだが、というかあまり関心ないなあというのもある。というか、韓国の世論の動きはちょっと奇妙な動きをする。
北朝鮮に対しては、和解に重きを置く民主新党と、まず米国との同盟を考えるハンナラ党という違いはあっても、かつての敵対から包容へと大きな流れが定着している。その具体的な政策を論じ合ってもらいたい。
ま、中国様っぽいな。ところで今日に中国様がお出ましでないのは、ご機嫌ということかな。
朝日社説 少年調書流出
この事件、つまり調書流出のほうの事件にはそれほど関心がなかったのだが、よくわからない。今朝の朝日の主張は、ジャーナリストを逮捕するなということなのか(もちろん表面的にはそうではなく逃げないのだからというふうに書いてあるが)。
刑事罰を科すようなことになれば、この事件にとどまらず、取材や報道に大きな影響を与えかねない。そうした心配はいまも変わらない。
まして、医師は任意の事情聴取に対し、容疑を認めていた。その間も、勤務先の病院で診療を続けていた。地検は「真相解明に必要」と言うが、逃亡の恐れなどはなく、今回の逮捕だけをとっても、行きすぎだと言わざるをえない。
しかし、これは米国での傾向でもあるが違法は違法なのであって、米国ジャーナリズムもまた違法を覚悟の上というのが現実だ。
さらに深刻なのは、取材源を守れなかったことだ。
ジャーナリストにとって「取材源の秘匿」は鉄則である。供述調書の入手先について、筆者は「死んでも言えない」としているが、調書を引用したことで、いともたやすく地検に情報源を割り出されてしまった。これでは取材に協力してくれる人はいなくなる。
取材源を守れなかったという落ち度があるとはいえ、このまま医師が起訴されていいわけがない。
「深刻だ」と言って「とはいえ」では文章になるわけもなく、複数の目の入った社説とは思えないが、逆に複数の目がこんな社説に混乱を来したのか。また論点としても「取材源の秘匿」についてはこの社説の趣旨(ジャーナリスト逮捕の問題)とは別の話だ。