反世界系

 というか、最近、世界は存在するんじゃないか、私がいなくてもと思うようになった。というか、もちろん以前からそう思っているし、そう振る舞っているのだが、ある意味で究極のところで、この世界は私のためのフィクションだろうとも思っている。
 私が消えれば世界は消える。他者を含めて。
 だが、私のために世界は存在しない、という以前に、私は本質的にことごとく世界から離反している。なんだろうと疑問に思うが、今のところ、私としては2つの矛盾した解に悩み続けている。1つは世界と私は同じだ、2つめは「あなたはこの世のものではない」ということだ。どちらもそれなりに思うことがある。
 で、そういうある気分的な世界の冷たい変化なのだが、どうも、私は不死なんじゃないかという感覚と並行している。もちろん、私は不死ではなく、死んでしまう。それもそう遠くもない。魂が存在し続けるとかそういうことではない。むしろ、キリスト教の復活に近いような何かで、と信じているわけでもないが。
 ただ、世界にこの肉体で今存在している今というのはそのままにして永遠なんだろうというような感覚に襲われる。
 が、それでいて、世界と私がうまく馴染んでいるわけでもない。
 中二病ということなんだろうが、ネット的には。しかし、そうラベリングしてもどうなるものでもない。