使用価値と交換価値みたいな感じ

 を受けるが違うのかも。
 ⇒アンカテ(Uncategorizable Blog) - 誰もが最高級品を使える経済
 で。

 みなさんは、最高級のワインを飲んだことがありますか?
 イタリアンでもフレンチでも最高級のレストランで食事をしたことはありますか?最高級の寿司は?一見さんお断りの料亭とかは?
 身につけるものはどうですか?万年筆とか時計とかスーツとか靴とかカバンとか、何か最高級品を身につけていますか?

 ワインは一時期よく飲んだので最高級は飲んでないけど、だいたいわかった。だいたいわかったと本当にわかったの差はあるかもしれないけど、最高級というのは意味が違う。
 これ↓面白いですよ。未読のかたにはお勧めというか、こういうの知らないと、いろんなことがわからないと思う。

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エリゼ宮の食卓―その饗宴と美食外交 (新潮文庫): 西川 恵
 ちなみにイケムは若い人でも1回飲んでおくといいと思うし、トロッケンベーレンアウスレーゼとか飲んでないかたは飲んでみるといいと思う。デザートですがね。私がむふふな計画を立てるとしたら、これで締めますよ。
 で、と。
 最高級の鮨屋は、これは微妙で、私もよくわからないのだが、本当の鮨職人なら、現代のいわゆる最高級の鮨屋の鮨を握らないと思う。私は最高の鮨とは職人の技だと思う。もちろん、その最大の部分は魚を見る目。築地に行って買って、そして食べ頃を知るというか。ああ、いい職人さんのお店が亡くなってしまってがっかり。
 一見さんお断りの料亭も似ているけど、ようは料理なんてそうたくさんつくれない。職人がマジでつくるとどうしても一食3万円くらいにはなるだろうしそのあたりを維持する階級が必要なので一見さんお断りはしかたない。
 「万年筆とか時計とかスーツとか靴とかカバン」については、ブランドに2種類意味があって、階級のブランドと定番のブランドというか、定番を選べばいいのだけど、ただ、現代人にはそれもお階級という以上の意味はないのではないかと思う。これらは意外に進化した製品を使ったほうがよさげ。
 で。
 最高級といえば、essaさんの言われるOSとかもだけど、古典文学とか最高級ですよ。そしてそれを読み砕くことは階級にそれほど影響を受けない。多くの人に開かれた知というものだし、岩波文庫の宣言みたいなものですよ。