朝日社説 参院選公示―「安倍政治」への審判だ

 朝日さん舞い上がっている感じがする。基本的に年金問題はそれほど争点になるものでもないように思うがまあ。

だが同時に、この9カ月に安倍政治がやったこと、やらなかったことを、その手法も含めて有権者がしっかりと評価するのが、この選挙の重要な目的であることを忘れてはならない。

 こんなことを書くと安倍ボクちゃん評価のように受け止められて、要らぬバッシングを受けそうだけど、「やらなかったことを、その手法も含めて」というのは大切なので、それをまとめて言及すればいいのにと思う、というあたりで、
 施行さんとこ⇒世耕日記 日記番外:安倍内閣の実績
 ただこうしてみると安倍ボクちゃんのむしろ焦りのようなものも感じる。
 もひとつ⇒世耕日記 日記番外:民主党の年金政策の欠陥

65歳以上の人々全員に基礎年金月6.5万円を支給するには約22兆円の財源が必要です。しかし現在の消費税の国の取り分は7兆円しかありません。このすべてを基礎年金の財源に回しても、15兆円が不足することになります。しかもその場合、現在消費税収入を活用している国の事業は廃止するか別の財源を見つけてこなくてはならなくなります。
 このわれわれの指摘に対して民主党は、「所得によって基礎年金受給に制限をかけるので必要額は約13兆円だ」と反論しています。しかしこの反論は2つの点で重大な問題点があります。第1に年金以外の収入はあまりないはずの高齢者にどうやって所得による受給制限をかけることができるのでしょうか。第2に百歩譲って所得による受給制限をかけることができるとして、では全員に配布するのに必要な額は22兆円で、民主党のいう額は13兆円ですから、高齢者の約半分は基礎年金を受け取れないという事態になります。本当にこのような案が国民に受容されると考えているのでしょうか。

 とはいえ自民党の路線で年金が見えてくるわけでもないように思える。