毎日社説 視点 「空白の10年」を埋めるのは国の責任だ

原爆投下からほぼ10年間、つまり昭和20年代に重なる年月を被爆者は「空白の10年」と呼ぶ。文字通り、公的な援護制度や政策もなく、被爆者たちを差別や偏見にさらされるままにした10年であり、当時最も支援を必要とした人たちが次々に亡くなった。

それまでの「空白の10年」の実態を今のうちに被爆者から聞き取り記録しておきたい。そう願い、広島県原爆被害者団体協議会が昨年から3年計画で調査を進めている。その第1段階のアンケート結果が最近まとまった。回答者は県内の生存被爆者のうち7096人。被爆時に胎児から30代だった人にまでわたり、被爆後10年の記憶に限定して尋ねた。

 まあ、それに異論があるわけでもないが。
 この空白には米国側に資料がけっこうあるはずで、それはどの程度研究されているのだろう。頭がぼうっとしているからというのを弁解に放言すると、日本の原爆はジェノサイドだったよというのはさすがに放言が過ぎて言えないが、人体実験だった。ちょっと考えても、なぜ広島がウラン型で、長崎がプルトニウム型なんだ? やってみたかったんだよ、実験。なにがNecessary Evilだよ。この世紀の大嘘を日本の平和勢力が暴かないから反米心情だけが無意識的な情念になる。日本人が虫けらのように殺されて日本人は辛かったんだよ。それを日本人だって他国人を虫けらのように殺したじゃないかというのは、それは事実かもしれいないけど、バランスさせて議論するまえに、分けるべきだと思う。それと、WGIPなんてそう長期に持つもんじゃない。こんなの情報統制がされなければ中学二年生だっておかしいんでねーのと思う。ネット右翼とかラベリングしても、そういう中二病にそれなりの対応をしなければどんどん歪んでくる。平和とは具体事例の文脈でなんであるかというリアリズムを子供には数学のように教えないといけない。子供にはまだ複雑な歴史の心情とか文学的な情感などわからないのだ。というか、そこがわからないで大人になる人も多い。
 ⇒Necessary Evil (B-29) - Wikipedia, the free encyclopedia
 ⇒極東ブログ: 空想過去小説「チーズとバギウム」
 ⇒WGIP-イザ語辞典:イザ!
追記
 ⇒ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム - Wikipedia
 なお、次の見解もある。

日本の保守派・右派の一部論客などが盛んに取り上げているが、存在したとの主張が繰り返される割りには“War Guilt Information Program”という政策・工作をGHQが推進していた根拠(政策についての命令指令または覚書そのものの公文書原本など)が明示されたことは無く、具体的な計画として存在したのかについては疑問視されている。そのような計画は存在しなかったとする論者からは陰謀論に過ぎないとされている。そもそも民衆にしてみれば戦争自体が害悪である。

 主要な話題書としては。
 ⇒「 閉された言語空間―占領軍の検閲と戦後日本: 本: 江藤 淳」
 米側の原爆調査については。
 ⇒「 米軍占領下の原爆調査―原爆加害国になった日本: 本: 笹本 征男」
 参考になりました(ありがとう)⇒■原爆投下後に日米が行った調査について : オシテオサレテ