カネと時間の相対性理論

 増田⇒【カネより時間を大切にせよ】一秒一円、一時間3600円、25億秒25億円
 時間というのは若いときと歳食ってきたときとは違う。
 これはけっこう複雑な問題で、よく世間に言われるのと、微妙に違う。つまり、歳を取ると時間が速いしみたいな。まあ、確かに速いが。
 若いころは暇で退屈でカネがなかった。今の子もそうかもしれない。
 無名で、能力がなくて、カネがなくて、暇、まあ、それこそが若さといえば若さだけど、それに戻りたいか?
 歳食ったなと思うのは、痛烈に身体的には若さを回復したい気持ちはある。残念ながらというか。心がうまく老いないのだ。云々。
 ただ、なんつうか。
 若い時の暇ってなんだろと思う。3時間なんてほんと苦痛なくらい暇なんだよね。なのでなんかしちゃう。快感とか刺激が欲しい。
 今だと3時間暇になるとほんと嬉しい。
 で、若い時はカネがない。でも、ちまっとカネ使う。
 今は、カネはないといえばないけど、昼飯4000円とか食っちゃうこともあるし。ただ、あれ、私の人生はカネに縁がなかったので貧乏で終わるなとかは思う。
 ま、ちょっと教訓でも書くかな。
 30歳ちょっとくらいで独り者だと、カネが少し自由になるし、若さも残っているし、恋愛とかとか快感の世界も開けてくる。男も、女も。
 でも、閉じるんだよな。
 なんつうか、今の子の感覚はわからないが、カネが少し自由になるしあたりで青春がばったんと閉じる。そして30代半ばでもう一つばったんと閉じる。
 なんつうか、狂うようなつらさがある、と思うが、どうかね。
 カネがもっと欲しい。時間がもっと欲しいとか、血を吐くくらい苦しくなる。
 まあ、そんなもんすよ。