営業力といえば

 けっこう必要なのは、「大人」。
 ただ、「大人」がいればいいだけではなく、銭勘定系も。ただ、このあたりは現在では外注できるのかも。
 経営というとき、いわゆるビジョンと、餅代みたいな部分とあり、両者のバランスというか経営の二面性が必要。本田と藤沢みたいな。
 と藤沢を思い出すと、彼もロマンチストではあったな。
 うーむ、こういう言い方はなんだがこれ読むと読まないとでは人生が変わるよ、っていうか、中年の人生だが。
 これ↓

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経営に終わりはない: 藤沢 武夫
 営業力に戻って。
 営業経験のある人は、というか、けっこう力のある人でも、我流が強い。もともとこの分野の能力というのはそういうものかもしれない。アクの強さでもある。ただ、あれなんだな、出版関係の人とかもそうだけど、我流で流儀で生きた人の困った面が中年以降はそれなりに出てくる。この我流というのはある意味で人情でもあるのだが、その人情が通じなくなるというのとからまわりし始める。
 こういうとなんだが、カネにせこい人間はカネから離れたい無意識みたいのがあって奇妙な固着というかバランス欲求がある。また、若い人たちに自分を伝えたいというような思いもある。
 と、書いてみて、若い人の側で、そういう「大人」のあしらいかたみたいな知恵があればいいのだが。
 が、というのは、意外とこういう問題も、意外なところで、色恋みたいなものがからまる。
 ああ、まあ、軽い本だがことかも、そのあたりのことがちょいとある。
 これ↓
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花の図鑑〈上〉: 阿刀田 高
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花の図鑑〈下〉: 阿刀田 高